ある埋込み杭工法の施工管理と同工法による杭の支持力性状について : ニーディング・ウォール工法
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説明
埋込み杭工法のひとつであるニーディング・ウォール工法に種々の技術的検討を加えて施工管理基準を設定し, これに基づいて施工した基礎杭の品質を確認するために, 載荷試験を行い, その結果および若干の考察を述べている。まず, ニーディング・ウォール工法の概略を述べ, これが, シンプルで施工能率の高い工法であるという利点をもつ反面, 施工手順中にいくつかの問題があることを指摘している。この点を考慮して施工法の検討を行い, 施工手順の単純さを生かすうえで, 杭先端に刃形付きの半閉端シューをとりつけることによって孔内の泥土を処理し, 打撃を加えることによって先端支持力を発現させるのが最適であると述べている。以上の検討を骨子として施工管理手順を作成し, この基準に基づいて施工した杭に, 鉛直載荷試験を実施している。その結果, 支持力, 杭体応力などに関して良好な結果が得られたと述べている。最後に, 実際の施工例をあげてその施工管理, 公害管理, 施工結果について報告し, 今後の課題をいくつか指摘している。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 24 (2), viii-, 1984-06-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1542824520118463360
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- NII論文ID
- 110003959466
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles