Cyanox^[○!R]および Surecide^[○!R]の植物体における代謝および土壌中における分解と消長
書誌事項
- タイトル別名
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- Metabolism of Cyanox^[○!R] and Surecide^[○!R] in Bean Plants and Degradation in Soil
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抄録
Cyanox, Surecideは, それぞれO, O-dimethylphosphorothioic acidとO-ethyl phenylphosphonothioic acidの4-cyanophenolエステルであるが, ^<14>C-ニトリル標識物による研究によれば, 両者ともナガウズラ植物で有機リン剤に典型的な経路を通り代謝され, この際ニトリル基上の変化は認められなかった.両化合物の代謝速度は異なり半減期はCyanoxで1日以下, Surecideで約2週間であった.Cyanoxonはわずかに認められたが, surecide-oxonは認められなかった.主代謝物はいずれも, 脱アルキル体と4-cyanophenolであった.Cyanoxは, 水耕液から植物体に入るに対し, Surecideは入らない.Cyanoxの土壌中での分解は早く, 4-cyanophenolと脱アルキル化合物を与えるに対し, Surecideは残留性長く, また4-cyanophenolしか与えなかった.
収録刊行物
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- 日本農薬学会誌
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日本農薬学会誌 1 (3), 179-191, 1976-08-20
日本農薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1542824520162791424
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- NII論文ID
- 110001713640
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- NII書誌ID
- AN00196227
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles