世界銀行は総合商社にとって重要か? : 途上国におけるインフラプロジェクト組成をケースとして
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- 松田,智
- 北九州市立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Dose the World Bank Matter for Private Sectors? the Case Study of Sogo-Shosha : Financing Private Infrastructure Projects in Developing Countries
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説明
世界銀行というといかにも経済協力機関で援助機関であるとの認識が一般的であるが、世界銀行は国際ビジネスの観点から見ても民間セクターにとって非常に活用価値のある金融機関である。本稿では、筆者の商社勤務の経験を踏まえながら、実務的立場から世界銀行の新たな側面を解明していくことを目的とし、世界銀行グループの中のIFCをとりあげた。総合商社のプロジェクトファイナンスを遂行する上で世界銀行の役割は重要であり、中でも民間セクター支援を目的とするIFCのファシリテーは非常に活用価値がある。本稿は、総合商社のプロファイ機能とIFCとの提携の有効性を探り、また、44のプロジェクトファイルを各商社よりヒアリング、IFCの活用状況とカントリーリスク軽減によるプロジェクトファイナンス組成への貢献度についてロジステック回帰を援用して実証分析したものである。
収録刊行物
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- 国際ビジネス研究学会年報
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国際ビジネス研究学会年報 263-276, 2006-09-30
国際ビジネス研究学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1543105995090135936
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- NII論文ID
- 110006242808
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- NII書誌ID
- AN1053525X
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles