A Study to Develop the Experiment Teaching Material Learning about Protein Digestion

  • GIMA,Haruka
    Division of Science Education, Department of Science Education, Faculty of Education, University of the Ryukyus
  • YOSHIDA,Akira
    Division of Science Education, Department of Science Education, Faculty of Education, University of the Ryukyus

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  • 中学校でタンパク質の消化を理解するための実験教材について

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現行学習指導要領における中学校理科第2分野の生物領域『動物の生活と種類』の単元では,ヒトの体内におけるタンパク質の消化と吸収についての学習が行われている。しかし,「タンパク質が消化液中の消化酵素によって最終的にアミノ酸に分解される」ことを確認する教材実験は確立されておらず,また教育実践事例も聞かれない。そこで,中学校程度の施設設備でかつ中学生の観察実験技能でできる,タンパク質の消化を理解するための教材実験の実験条件の検討を行った。その結果,以下の4点をふまえた実験で,タンパク質が分解されてアミノ酸が生成されたことが,目視で確認できる。(1)タンパク質消化酵素が多く含まれている市販の胃腸薬を用いて,pH6.0に調整したものを人工消化液として用いる。(2)タンパク質基質として製菓用ゼラチンを用いる。(3)タンパク質の定性分析法としてビウレット反応を,アミノ酸の定性分析法としてニンヒドリン反応を用いる。(4)反応温度は40℃,反応時間は24時間とする。

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