鋼管矢板ウェルの海上施工例

Search this article

Description

鋼管矢板ウェル工法は, 従来主として陸上構造物の基礎, たとえば製鉄所の溶鉱炉やスケールピットなどの重量構造物の基礎として応用開発されてきたが, 最近この工法のもつ特性をさらに生かした新しい利用分野である海中構造物に対する応用が実施検討されている。この工法を海中に適用するにあたっては、施工法をいろいろ検討して, 通常のクイ打ち船を使用した海上打ちを採用して, 鋼管矢板ウェルの海上施工技術の開発を目ざしている。たとえば, 鋼管建込み用ガイドリングを使い, クイ打ち機の選定にあたっては鋼管矢板の形状寸法, 現場の土質および打込み精度を考慮している。また, 本工事と平行して現場における水平加力試験を実施し, 継手種類の比較・検討を行ない, 継手効率μが0.5以上のときはμの評価よりも, 水平バネ定数の評価のほうが, 水平変位量に与える影響が大きい傾向にあることを確かめた。

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top