北海道双葉ダム建設工事について

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北海道開発局が, 札幌の南西80km, 尻別川水系ペーペナイ川に築堤するかんがいを目的としたアスファルト表面しゃ(遮)水壁型ロックフィルダムの建設計画について述べたものである。ダムは堤高60m, 堤頂長234m, 堤体積66万m^3,有効貯水量930万m^3である。ダムサイトは, 安山岩からなり, 傾斜角30°~40°の斜面を有するU字形に開析された谷地形に位置している。ロック材としては, 河床砂レキと現地掘削岩を用い, 20tブルドーザでまき出し, 13.5t振動ローラで転圧し, ノリコウ配1 : 1.85に盛り立てる。表面のアスファルトコンクリートしゃ水層の厚さは40cmである。アスファルトコンクリートしゃ水層とカーテングラウトを連結する止水壁の設計施工には, 細心の注意が払われ, プレストレッシング工法によって止水壁と岩盤の密着がはかられている。また, 堤体基礎地盤の処理は, 全長12kmのカーテングラウトと2kmのブランケットグラウトによって行なうことにしている。カーテングラウトにおける改良ルジオン値は, 1~2である。

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