土の低温特性
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説明
土が0℃以下の温度になると, 土の中の水分が凍る。この状態が凍土であるが, 凍る前とは著しく異なった挙動を示す。体積膨張つまり凍上が起こることと, 諸物性が変化することと, 特に硬くなることが顕著である。土の低温特性ということで, 凍上, 凍土の諸物性, 土の凍結が地形に及ぼす影響という三つの題目について紹介した。凍上については, 基本機構, 凍上を支配する三要素(土質, 寒さ, 水分), 拘束条件による影響(凍上力の発生), 凍結進行と積算寒度との関係, 凍上対策, 融解時の軟泥化, 凍着凍上, 凍土の諸物性については, 凍土の構成要素, 力学的性質, 熱的性質, 電気的性質, 土の凍結が地形に及ぼす影響については, 凍結融解による風化の促進, 永久凍土, 火星表面の各項目について, 解説を行った。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 18 (4), x-, 1978-12-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1543105995095014912
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- NII論文ID
- 110003914440
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles