2028 高性能AE減水剤の分散保持作用に関する定量評価(セメント,混和材料)

  • 菅俣,匠
    (株)エヌエムビー中央研究所混和剤開発第2グループ
  • 枝松,良展
    住友大阪セメント(株)セメントコンクリート研究所
  • 大内,雅博
    高知工科大学工学部社会システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Quantitative Evaluation on the Dispersing Retention Effect of a Superplasticizer

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説明

水セメント容積比とポリカルボン酸系高性能AE減水剤の添加量を変化させたモルタルの流動性から,高い自己充填性が得られる低水セメント比の範囲において,高性能AE減水剤の粒子分散効果の経時変化を定量的に表す手法を提案した.本研究で用いた高性能AE減水剤の粒子分散効果は,高添加量の領域では練上り時よりも60~120分にかけて増加する傾向にあった.これは,単位表面積当たりの見かけ吸着量が練上り時よりも増加することが一因と考えられた.ただし,経時90~120分では,単位表面積当たりの見かけ吸着量が減少しても粒子分散効果は低下しないことから,粒子分散効果の経時変化には吸着した量以外の作用も考慮する必要がある.

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