2133 コンクリートにおけるアンモニアの発生機構(物性一般)
書誌事項
- タイトル別名
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- 2133 Ammonia Emission from
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説明
美術館や博物館などで、新設の収蔵庫のコンクリートから発生するアンモニアによる文化財の変色現象が問題となっている。本研究は、不活性ガス中窒素分析装置によるセメント中の全窒素量の分析ならびに昇温試験による窒素放出温度の確認を通じて、セメントの焼成過程で窒化物が生成していることを突き止めた。一般に窒化物は水と反応してアンモニアガスを発生する。普通ボルトランドセメントを用いたコンクリートを作製して、実際にアンモニアガスが発生することを確認した。以上から、コンクリートから発生するアンモニアはセメント中に生成している窒化物に起因する可能性が高いと結論した。
収録刊行物
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- コンクリート工学年次論文報告集
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コンクリート工学年次論文報告集 20 (2), 793-798, 1998-06-30
日本コンクリート工学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1543105995119384192
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- NII論文ID
- 110009745345
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- NII書誌ID
- AN10026675
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles