かんしょ萌芽性の判定について
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説明
1)かんしょ育種試験における萌芽性の判定方法について,苗床で調査する萌芽日数,萌芽数,萌芽伸長の良否などの萌芽諸特性を勘案して採苗数の多少を想定する方式から,統計的手法により,挿苗適期内の採苗数を推定することによって,合理的かつ実際的判定方法に改善しようとした。2)供試材料は萌芽性を異にすると思われる26品種・系統を用い,種いもの大きさ,萌芽日数ならびに伏せ込み後50日目の萌芽数,萌芽長,節間長およびIV回に亘る採苗数を調査した。3)萌芽諸特性ならびに採苗数の品種間差異を知るとともに,相互の相関々係を明らかにし,累計採苗数の推定式を求めた。推定式は,種いもの大きさならびに萌芽日数は無視してよく,伏せ込み後50日目の萌芽数(X_1),萌芽長(X_2),節間長(X_3)で求めた下の推定式は,かなり高い精度で推定できると考えられた。
収録刊行物
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- 日本作物学会九州支部会報
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日本作物学会九州支部会報 44-46, 1977-10-10
日本作物学会九州支部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1543387470137383168
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- NII論文ID
- 110001786279
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- NII書誌ID
- AN00387586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles