大鳴門橋多柱基礎の設計
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Abstract
大鳴門橋は, 淡路島門崎と鳴門市大毛島の最短部1300mを連絡する中央支間876m, 橋長1629mの2ヒンジ道路・鉄道併用つり橋で, その側塔1基と主塔2基に多柱式基礎が採用されている。多柱式基礎は, (1)柱1本ごとの施工単位が独立していて, 施工期間中の不安定な時間を短縮できる, (2)剛体式基礎に比べ, 掘削, コンクリートなどの施工数量が少ない, (3)潮流方向の投影面積が小さいため, 潮流による後流域への影響が少ない, (4)ロータリー式大口径掘削機によってケーシング管内の循環泥水方式でずり揚げを行えるため, 海水の汚濁を極力抑えることができる, (5)掘削に発破を用いないため, 周辺岩盤の掘削による乱れが少ない, などの特徴を有している。本文では, 主として大鳴門橋主塔の完全多柱式基礎の実施設計について, 立体ラーメン系による安全計算, 応力計算のほか, 動的解析, 有限要素法による内部応力の照査を主とした検討を中心に述べられている。
Journal
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 22 (4), v-, 1982-12-15
土質工学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1543668945048556032
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- NII Article ID
- 110003914877
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- NII Book ID
- AN00173174
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- NDL-Digital
- CiNii Articles