アナキズムの教育思想研究 : 自由の概念を中心に : 2. プルードンの自由論(一般研究 I・1部会 教育の思想と科学)

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説明

古典的アナキストのひとりであるプルードンへの関心は、最近とくに高まってきているように思われる。いわゆる「マルクス・プルードン問題」や「自主管理」に関連して、常識化しているプルードン像が見直されつつある。多産な思想家であり「逆説の人」(ウッドコック)とも呼ばれるプルードンの複雑きわまりない思想を小ぎれいに整理することは困難である。とりわけ彼の自由論については、それを主題にした論文がないだけに、いろんなテキストに分散している考察をつなぎ合わせていく作業が必要である。ここでは、ギュルヴィッテ、アンサール、バンカール、さらに京大人文研などの研究を手がかりにして、プルードンの自由論の現代的意義を探る試みをしたい。

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