場所打ち杭の施工上の問題点と対策
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場所打ち杭工法は, 今日では基礎工法の代表的な工法として考えられるようになったが, これにも種々の弱点がある。その第一は工法選定が難しい点である。適用地盤は工法ごとに限られているにもかかわらず, 地盤の性状がなかなか把握し難い。第二は施工管理が難しい点である。地下水の状態の変化などに対して現場技術者の判断がついてゆけない場合がある。第三は出来上りの状態をチェックすることが困難なことである。次にオールケーシング工法の掘削作業上の問題点とその対策をあげ, 最も多いトラブルはボイリングによる先端地盤のゆるみと被圧地下水による孔底破壊のため支持力不足が生ずることであると述べている。リバース工法による掘削作業上の問題点とその対策をあげ, 最も重要な施工上の留意点は, 孔内水位を常に所定の高さに維持することであると述べている。アースドリル工法の掘削作業上の問題点とその対策もあげている。また鉄筋カゴの建込みとコンクリート打設作業上の問題点とその対策を述べている。品質の向上とコストの関係についても少し述べている。
Journal
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 23 (3), iii-, 1983-09-15
土質工学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1544231895001994752
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- NII Article ID
- 110003914929
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- NII Book ID
- AN00173174
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- NDL Digital Collections (NII-ELS)
- CiNii Articles