東北新幹線の構造物と基礎
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抄録
東北新幹線は, 全国新幹線鉄道整備法に基づいて建設される線区で, その構造物と基礎について述べている。技術基準は, 山陽新幹線を基盤としているが, 新技術の導入, 騒音振動対策, 雪害対策等大幅な改善を行っている。東北新幹線では, 基本的にスラブ軌道とすることに計画されていて, 土工区間の占める割合は小さくなっている。構造物の構成比について, 土工, 橋りょう, 高架橋, トンネルに分けて述べている。標準高架橋の変遷について, 東北新幹線では振動騒音に対する配慮を一段と大幅なものとすること, 活荷重に対する考え方の変更について述べている。標準高架橋を形成別に工費・施工上で比較して, 東北新幹線の比較的良い地盤では背割式高架橋を採用している。また, スパン数についても述べている。東北新幹線の標準高架橋の適用は, スラブ軌道高架橋が使用上問題となる場合, 次に, 各種別標準高架橋適用条件について述べている。高架橋基礎の施工は, おおむね山陽新幹線と同形式で, 大宮~盛岡間の基礎形式別延長について述べている。最後に大宮以南の現状について触れている。
収録刊行物
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- 土質工学会論文報告集
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土質工学会論文報告集 23 (4), viii-, 1983-12-15
土質工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1544231895002002176
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- NII論文ID
- 110003915000
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- NII書誌ID
- AN00173174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles