英語語彙研究の新展開(英語教育の到達目標-その基準を求めて-)

書誌事項

タイトル別名
  • A New Horizon in the Study of English Vocabulary(Exploring the Evolving Goals of English Education)

この論文をさがす

説明

2000年1月に設置された「大学英語教育学会基本語改訂委員会」(委員長: 村田年 千葉大学名誉教授・和洋女子大教授)は,2003年3月に『大学英語教育学会基本語リスト』(通称JACET8000)を刊行し,さらに2004年3月には『JACET8000活用ハンドブック』を刊行した。この間の経緯については,すでに2003年,2004年の大学英語教育学会全国大会において報告を行ったところである。以上の刊行によって特別委員会の設置目的を達成したため,2004年3,月をもって委員会は廃止された。しかし,内外ともに語彙研究はとどまるところなく進展し,コンピュータ処理や統計処理などの関連技術も発展を続けている。そこで同年4月より,委員会における研究活動を継承する組織として,本部のもとに新たに「英語語彙研究会」を設置した。「英語語彙研究会」は,英語語彙表の開発と検証はもちろんのこと,メンバーそれぞれの研究バックグラウンドをいかし,語彙習得,語彙テスト開発,語彙特性研究など,英語語彙に関する幅広い領域において精力的な研究活動を行っている。2005年大会においては,研究会での研究の蓄積をふまえ,1)JACET8000の有効性検証,2)JACET8000を用いた英作文分析,3)特定目的のための語彙表開発,4)語彙力測定法開発,5)語彙習得研究展望などのテーマについて発表する。フロアとの質疑時間も確保し,語彙研究をめぐる最新の情報の共有をこころがけたい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ