島峯徹の歯科医学観(日本歯科医史学会第18回(平成2年度)学術大会講演事後抄録)

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  • Orientation in Dentistry by Toru Shimamine

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説明

"島峯徹は明治10年新潟県に生れ,東京大学医科大学を卒業して,明治40年ベルリン大学医科大学歯学科に入学し,卒業後はブレスラウ大学で研究を重ね,大正3年帰朝し,昭和3年には我国初の官立歯科教育機関である東京高等歯科医学校を設立して初代校長となった.彼の志した歯科医学は,医学の一専門分科に理工学を結びつけたもので,医学と理工学を基礎とした一つの科学であった.その教育方針はドイツの制度を参考として,基礎医学を最も重視し,その上に一般医学を学はしめ,更に理工学を加え,それらを綜合した一つの科学として歯科医学を修得せしめるものであった.彼にとって歯科医学は真正の智を求めるサイエンスでなければならなかった."

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