スプライン曲線を用いたばらつきと欠損の抽出による形状評価

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タイトル別名
  • A form evaluation using variation range and loss feature extraction with spline interpolating curves

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説明

幾何学的な形状の精度評価は,測定データに対して,本来あるべき形状からのばらつきの最大値を用いて行われていたが,より高い精度を体系的に目指してゆく場合には,従来の形状評価の前提となっていた形状誤差の正規分布の仮定を排し,一定の傾向をもった系統誤差のパターンを抽出する必要がある。本研究では離散点である測定データとその理想形状との偏差データに対し,幾何学的な特性値を求めることを目的として,これを補間する3次スプライン曲線を求める.次に,形状誤差生成の要因を示唆する特徴は断片的に現れるという仮定の下で,得られたスプライン曲線の符合付曲率の平均値の変化と接線ベクトルを用いて領域の分割を行い,各領域に対して単純な幾何要素で構成される誤差モデルをあてはめることにより,データの局所的なばらつき具合や機能的に重要であるへこみや突起部のような特徴を抽出する形状評価手法を提案する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009752201485952
  • NII論文ID
    110002781133
  • NII書誌ID
    AN10100541
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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