熱良導流体容器の熱傳導

  • 中田 孝
    東京工業大学機械工学科工作實驗室

書誌事項

タイトル別名
  • On Cooling of Vessel Containing Fluid of High Thermal Conductivity

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説明

高温度の熱良導流体(熱傳導率無限大)を容器に入れた時、熱は容器の外圍から大気中に放散されて流体の温度は時間と共に次第に降下する。筆者は壁中の温度の初の分布状態を任意に與へて、流体の温度、並に容器の壁の温度の時間に對する變化を計算した。此處に熱傳導率無限大と云ふのは見掛け上の事で、良く掻き廻はされて居る流体は温度分布一様であるから、凡て斯様に考へられやう。本論文に用ひた假定を次に示す。1. 容器内の流体は何處でも一様の温度分布状態即ち熱傳導率が無限大であると假定する。2. 流体と、それが接する容器内壁表面との間の熱傳達はNewton法則に從ふ(流体と壁との間の熱抵抗が無い時は、熱傳達係數を無限大として筆者の求めた式より直ちに出せる)。3. 容器の外面の傳達はNewton法則に從ふ。

収録刊行物

  • 機械学會論文集

    機械学會論文集 1 (3), 213-217, 1935-08

    一般社団法人日本機械学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009752237901952
  • NII論文ID
    110002344951
  • NII書誌ID
    AN00048955
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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