オブジェクトの動的支配関係解析を用いたシーケンス図の縮約手法の提案
書誌事項
- タイトル別名
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- Reducing a sequence diagram by dynamic dominance analysis for objects
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説明
オブジェクト指向プログラムは動的に決定される要素が多く,実行時の動作を理解するには,実行履歴情報をシーケンス図などに可視化する手法が有用である.しかし,プログラムの開始から終了までには,多くのメソッド呼び出しが行われるため,そのままシーケンス図として可視化した場合,人間の読解に適したサイズにはならない.本研究では,オブジェクトをグループ化し,グループ外部から参照されないオブジェクトを隠すことで,オブジェクトグループ間の通信のみを取り出した簡潔なシーケンス図を生成する.評価実験の結果,実行履歴中のオブジェクトのうち,平均で約4割がグループ化によってシーケンス図から取り除けることを確認した.
収録刊行物
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- 情処研報
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情処研報 2008 (55), 9-16, 2008
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570009752348708864
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- NII論文ID
- 110006839056
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- NII書誌ID
- AA12149313
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles