DES暗号の積近似解読法

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  • Product Style Approximation Cryptanalysis of DES

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抄録

DES暗号に対する既知平文攻撃法として, 松井によって提案された線形解読法が知られている. 我々は線形解読法で用いられている線形近似式を二次式に拡張することを検討し, 二次近似解読法の一つの方法として "積近似解読法"を提案する. 本解読法では, 線形近似式の積形式として表される "積近似式" と名付けた二次式を攻撃に用いる. 本稿で提案したアルゴリズムにおける必要既知平文数は, 積近似式の有意性と攻撃の際の未知数ビット個数に依存するが, 未知数ビットが少ない場合には, 線形解読法に比べて本解読法の方が有利である. 約1.66×10^6個の既知平文があれば, 8段DESH暗号の鍵ビットを推定することができ, 線形解読法に比べて約3/4ほどに既知平文を消滅できる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570009752433291904
  • NII論文ID
    110003296910
  • NII書誌ID
    AN10060811
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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