プログラムの変更前後での実行履歴の差分検出手法
書誌事項
- タイトル別名
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- Detecting Difference between the Execution Trace Extracted from Two Versions of a Program
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説明
開発者は,デバッグ作業などにおいてソースコードを変更したとき,プログラムの振舞いの変化が意図したものであるかを確認する必要がある.そのために,ソースコードを変更した前後で同じ操作手順を実行し,振舞いの差異を調査することになるが,外部から観測が困難な変更については,実行中に生じる膨大な量のメソッド呼び出しの系列を比較するなどの作業が必要である.そこで本研究では,ソースコードを変更した前後で同じ操作手順を実行して得られた2つの実行履歴に対して,それらの間の差分を木構造の比較により検出,可視化する手法を提案する.画像編集ソフト JHotDraw を対象にケーススタディを実施した結果,可視化された差分と,バージョン間の変更点を対応づけられることを確認した.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. ソフトウェア工学研究会報告
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情報処理学会研究報告. ソフトウェア工学研究会報告 2010 (5), 1-8, 2010-03-11
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570009752728043776
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- NII論文ID
- 120005478091
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- NII書誌ID
- AN10112981
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- ISSN
- 09196072
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/11094/50143
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles