キャリア教育と基礎的・汎用的能力の重要性
抄録
要旨:平成29年告示の中学校学習指導要領第1章第4の1(3)に,「生徒に学校で学ぶことと社会との接続を意識させ,一人一人の社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を育み,キャリア発達を促すキャリア教育の充実を図ること。」が示されている。このことを踏まえ,キャリア教育における学びの特質を生かした実践を充実するために,職業指導,進路指導からキャリア教育となる経緯並びに教育課程への位置付けについて,学習指導要領の総則,特別活動,総合的な学習の時間との関連性を検討した。特に,特別活動を要としたキャリア教育の教育課程編成のために,「基礎的・汎用的能力」を構成する要素について,その重要性と各機関から提唱された諸能力との関連性を考察した。そして,今後のキャリア教育に求められるキャリア形成に係る指導・援助の在り方を見出した。
収録刊行物
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- 広島国際大学 教職教室 教育論叢
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広島国際大学 教職教室 教育論叢 (10), 45-52, 2018-12-20
広島国際大学 教職教室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570009752874871296
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- NII論文ID
- 120006635928
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles