看護学科におけるカリキュラムの再構築とその概要

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  • Process of Reconstructing the Nursing Curriculum Counselors

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抄録

本学科は,平成24 年度より新カリキュラムによる教育を開始した.平成21 年,教員間から現行カリキュラムについて,教育理念と教育内容の整合性,科目間における教授内容の重複や実習進度などの問題等が提起され,完成年度に向けて根本的にカリキュラムを再構築することになった. 再構築におけるカリキュラム特徴は,本学の教育理念に則り,加えて看護系大学の社会からの要請に応え①人間の生命の尊厳,倫理感を備えている,②ヒューマンケアリングの視点に立った看護実践能力,③他職種と連携,協働できる基礎的能力,④地域社会,国際社会に貢献できる能力,それらを有する人材の育成である.その構築過程は,看護の主要概念,内容の諸要素,教育理念,教育目標,学年目標,理論的枠組みに基づくカリキュラム軸,レベル目標と科目原案の段階を経て進められた. 再構築する過程で,保健師助産師看護師学校養成指定規則の一部改正に伴い,本学はそれまでの保健師看護師の統合カリキュラムから看護師教育の一本化に変更して,新カリキュラムを完成させた.今後,組織全体で議論を重ね,段階的に評価しながら,看護教育の更なる質の向上をめざしていく.

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