街道の存続状況と整備・利用状況からみた京街道の継承のあり方に関する研究

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  • Study about the succession of the Kyokaido Road , looked at from the continuation situation of the road and maintenance, the use situation

抄録

近年、歴史的資源に注目が集まっているが、本研究では江戸期に淀川左岸沿いに京都と大阪を結ぶ道としてつくられた京街道を扱った。まず、文献調査、現地踏査により街道の変遷をたどりその存続状況を明らかにした。その結果、街道は市街化や河川整備等の影響で消失してしまった区間も多く、街道の連続性は維持されていなかった。また、沿道資源については、寺社はほぼ存続、高札は完全消失など種類により存続状況に違いがあった。整備・利用面については、旧枚方宿エリアなど街道存続区間の一部で重点的に実施されていた。今後京街道を継承していくにあたり、整備・利用面でかつての沿道資源を活かすなど、旧街道として顕在化させることが望まれる。

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