寄生素子付き円偏波三角形マイクロストリップラインアンテナの設計

ドゥローン ダビッド, スリ スマンティヨ ヨサファット テトォコ, 高橋 応明, 伊藤 公一

技術試験衛星VIII型(ETS-VIII)の利用実験計画では、移動体衛星通信、放送などの実験が行われる予定である. そこで、我々は一般乗用車にも搭載可能な衛星通信用小型プリントアンテナの研究を行っており、その中に共著者らは三角形マイクロストリップラインアンテナの検討を行った. しかし、従来検討したモデルでは、インピーダンスの整合が取れなかった. 今回、新しくデザインした寄生素子付き三角形マイクロストリップラインアンテナを用いて、整合を取ることが可能になった. また、従来のアンテナに比べて、地板と基板の間にある空気層の厚さが減少出来ることを確認した.
The Engineering Test Satellite VIII (ETS-VIII) is a geostationary satellite that will be used to perform experiments on mobile satellite communications, broadcasting, etc. In our laboratory, compact printed antennas that will be put on the roof of cars, trains, etc. are developed aiming at satellite communications for use with ETS-VIII. Among the studied antennas, authors are currently developing triangular microstrip line antennas. However, with the model that has been studied so far, the impedance matching is not realized. Consequently, this time, the authors studied a new model which consists in loading a parasitic element to the previously developed triangular microstrip line antenna. With such a model, not only the impedance is matched but also the air thickness between the ground and the substrate is drastically decreased.

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