温度によって変化する長寿命燐光の発光色 : 熱励起による分子間三重項エネルギー移動

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タイトル別名
  • Long-lived Phosphorescent Color Change with Temperature Increase : Inter-molecular thermally activated triplet-triplet energy transfer

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説明

第2級アミンで置換した芳香族化合物と、燐光材料であるIr金属錯体をゲストとし、非晶状態のステロイド系化合物をホストとしたホスト・ゲスト化合物において、熱活性化による分子間のエネルギー移動を利用することで、温度変化に伴って長寿命燐光の大きな発光色変化を観測した。長寿命燐光の発光色は77K付近の低温領域において赤色発光として観測されていたが、温度上昇と共にスペクトルが徐々に短波長側にシフトし、300K付近の常温領域では緑色発光へと変化した。赤色燐光発光は芳香族化合物由来、緑色燐光発光はIr金属錯体由来であり、温度上昇に伴う熱活性化エネルギー移動の結果を示している。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227082207232
  • NII論文ID
    110008900295
  • NII書誌ID
    AN10013334
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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