安全な認証付 Diffie-Hellman 鍵共有プロトコルとその会議鍵配布への応用

  • 廣瀬 勝一
    京都大学大学院工学研究科電子通信工学専攻
  • 吉田 進
    京都大学大学院工学研究科電子通信工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • A secure authenticated Diffie-Hellman key agreement protocol and its application to conference key distribution

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説明

本稿ではまず, 二者間の認証付 Diffie-Hellman 鍵共有プロトコルを提案し, その安全性を証明する. 本プロトコルについては, 一方向ハッシュ関数のランダムオラクルモデル上で, Diffie-Hellman 問題が困難, および, 利用者の秘密情報が独立かつランダムに選択されるという仮定の下で, 受動的な盗聴, 能動的な盗聴, 成り済まし, 妨害, 横取りに対して安全であるということが証明できる. これらの結果はそれまでに共有された鍵が公表されると仮定した場合にも成立する. 一方, 本プロトコルでは, ある利用者の秘密情報が明らかになった場合でも, それまでに共有された鍵が明らかになることはない. 次に, この提案プロトコルに基づくスター型の会議鍵配布プロトコルを示す.

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参考文献 (14)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227410552704
  • NII論文ID
    110003296647
  • NII書誌ID
    AN10060811
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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