メイソンの等価回路による縦振動モード水晶触覚センサの解析

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of the Longitudinal Mode Quartz Tactile Sensor based on a Mason Equivalent Circuit

この論文をさがす

説明

縦振動水晶振動子を用いた触覚センサを実現するために、縦振動水晶振動子にメイソン等価回路モデルを適応して解析を行なった。接触した物体が半無限の粘弾性体で、球が振動しているときの音響インピーダンスをメイソン等価回路に組み込んで周波数低下とインピーダンス増加の理論式を求めた。測定対象物であるシリコンゴムは非圧縮性物質であり、ポアッソン比も0.49になることから、周波数低下の理論式はシリコンゴムの剪断弾性係数と密度をパラメータとして含んでいる。この周波数低下は粘弾性試験機テンシロンやゴム硬度計の測定結果と相関があり、物質の硬さ軟らかさを表している。シリコンゴムに接触させたときの周波数低下は本研究で求めた理論式と定量的に一致することが判明した。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227453127040
  • NII論文ID
    110003187900
  • NII書誌ID
    AN1001290X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ