遅延検波を用いた時間拡散変復調方式
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- 織田 直之
- 慶應義塾大学理工学部電気工学科
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- 大川 耕一
- NTT移動通信網株式会社
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- ウィビソノ グナワン
- 慶應義塾大学理工学部電気工学科
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- 笹瀬 巌
- 慶應義塾大学理工学部電気工学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Time Spread Modulation with Differential Detection
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説明
フェージングチャネルにおけるビット誤り率(BER)特性の改善を目的として、時間拡散変調に差動符号化QPSK(DQPSK)と遅延検波を用いた、時間拡散DQPSK遅延検波方式を提案する。提案方式では時間拡散されたシンボルを、位相差に割り当てることにより遅延検波を可能にしている。計算機シミュレーションにより、レイリーフェージングチャネルにおける提案方式のBER特性の検討を行なった結果、提案方式のBER特性は、周波数利用率の等しい無符号化DBPSKの理論値と比較して、BER=10^<-2>において約2.5dB,BER=10^<-3>において約7dBの改善が得られることを示す。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. SST, スペクトル拡散
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電子情報通信学会技術研究報告. SST, スペクトル拡散 95 (59), 7-12, 1995-05-23
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227477170560
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- NII論文ID
- 110003289410
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- NII書誌ID
- AN10345990
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- ISSN
- 09135685
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles