キャッシュラインを単位とする細粒度保護機構の提案
書誌事項
- タイトル別名
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- A Fine Grain Protection Mechanism using a Cache Line as a Protection Unit
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説明
キャッシュライン単位での保護を可能とする細粒度保護機構を提案する. ソフトウェア制御キャッシュを基にした保護情報の管理を行う. ただし, 細粒度保護のための独立した保護キャッシュは設けず, Translation Lookaside Bufferおよびデータ・命令キャッシュという既存の構造を活用する. これによって細粒度保護に必要な資源を減らす. また, これらの構造を階層的に利用することで保護キャッシュ管理のオーバヘッドを減らす. 提案の細粒度保護機構を利用することによって, マルチスレッド環境における保護されたI/Oデバイス等の高速なアクセス, ソフトウェア制御分散共有記憶システムでのFalse Sharingの軽減が可能である. また, 従来の単一アドレス空間システムやオブジェクト指向オペレーティングシステム構築に役立てることもできる.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
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電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム 96 (503), 9-16, 1997-01-29
一般社団法人電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227493168512
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- NII論文ID
- 110003179980
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- NII書誌ID
- AN10013141
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles