立体像の大きさ知覚における運動視差の効果

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Motion Parallax on Size Perception of Binocular Stereoscopic Images

この論文をさがす

説明

両眼融合式立体画像において、奥行き位置が異なって見える2つの視標の対称的な大きさを測定した。両眼視差情報以外の奥行き知覚要因のない場合では、2つの視標の両眼視差が大きいとき、2つの視標の主観的な大きさの比は両眼視差から幾何学的に計算した大きさの比と一致しなかった。一方、奥行き知覚要因として、両眼視差と運動視差がある場合には、両眼視差情報のみの場合に比べて、2つの視標の主観的な大きさの比と幾何学的に計算した値の差は小さかった。両眼視差が融合領域よりも大きいとき、奥行き量を判断する奥行き知覚要因として、主に運動視差情報が使われるためであると考えられる。

収録刊行物

参考文献 (16)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227509384320
  • NII論文ID
    110003272220
  • NII書誌ID
    AN10487237
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ