人間はどのように質感を判断するか
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- 本吉 勇
- 日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部
書誌事項
- タイトル別名
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- How do humans perceive surface materials?
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説明
物体の表面を見ているとき,人間はその色や明るさだけでなく,光沢や透明感などを容易に見分けることができる.表面の画像が複雑な光学プロセスの結果であることを考えると,この質感知覚の能力はきわめて高度な脳の情報処理に基づくように思われる.しかし,われわれは最近,人間の視覚系が二次元画像のなかの単純な特徴を利用して質感を推定していることを示す一連の根拠を得つつある.本講演では,表面の光沢や透明度の知覚を決定づける画像の手がかり特徴を明らかにした心理物理学的研究とともに,簡単な画像処理でそうした特徴を操作して,表面の見かけの質感を劇的に変化させる技術を紹介する.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
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電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 109 (249), 55-, 2009-10-15
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227581945216
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- NII論文ID
- 110007484284
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- NII書誌ID
- AN10541106
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles