自己制御と衝動性 : 高校生の勉強行動との関連
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説明
本研究では、高校生の試験勉強にみられる自己制御的行動と衝動的行動を実験的に分析した。東京都内の私立高校2年生36名を被験者にして、実験課題として、即時-遅延時における2仮想的金銭報酬間の選択を被験者に課し、遅延報酬価の割引率を測定した。また質問紙を用いて、定期試験一週間前から被験者が実際にとった勉強行動および勉強行動満足度・試験成績についてたずね、回答してもらった。結果としては、遅延報酬価の割引と様ざまな勉強行動・勉強行動満足度・試験成績との間に関連がみられなかった。また、試験勉強おける選好逆転行動を示した群と示さなかった群間で報酬遅延割引率に有意な差は見いだされなかった。これらの結果を、被験者集団の特性・勉強行動の特性という観点から検討した。
収録刊行物
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- 立正大学心理学部研究紀要
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立正大学心理学部研究紀要 (2), 1-15, 2005-03-31
立正大学心理学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227707852032
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- NII論文ID
- 120005422442
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- ISSN
- 13482785
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/11266/4984
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles