キーボード上でのストローク操作を用いた漢字検索システム
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近年,携帯電話や電子メールの普及に伴って手書きの機会が激減したことで,人々が自らの漢字力低下を実感するようになった.コンピュータでは,読みが分からない文字の入力を補助する機能として,手書き文字入力システムが開発されている.しかし,それらはいずれもポインティングデバイスを用いたシステムで,文字入力デバイスとして最も普及しているキーボードは読みが分からない文字の入力をサポートしていない.そこで,本研究では,キーボード上で指を滑らせて行うストローク操作を用いることで,キーボード使用時に漢字検索が行えるシステムを提案する.提案システムは,ストローク操作と文字入力操作を自動で識別する機構,ストローク操作によって入力された形状を認識する機構を備えており,認識されたストローク形状を元に入力漢字を推定する.被験者実験を行った結果,提案システムのアルゴリズムによってストローク形状の認識が有効に動作することを確認した.
Journal
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- 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
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研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) 2013 (6), 1-6, 2013-03-06
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227965952512
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- NII Article ID
- 110009550859
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- NII Book ID
- AA1221543X
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- CiNii Articles