ポリアミドイミドオリゴマーのエポキシ樹脂硬化剤としての検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on Poly (amide-imides) Oligomers Used for Epoxy Resin Hardener
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説明
ビスフェノールA型エポキシ樹脂に相溶するポリアミドイミド樹脂 (AI) の合成を試み, 得られたAIとエポキシ樹脂との硬化性を調べた。<BR>その結果, ジフェニルメタンー4, 4′-ジイソシアナートとトリメリット酸無水物を原料とするAIの末端酸無水物基を, メタノールでハーフエステル化した酸末端ポリアミドイミドオリゴマー (AI-Me) は, エポキシ樹脂と相溶し, イミダゾール系触媒の存在下で硬化することが分かった。また, その硬化物のIRスペクトルは, アミド基とエポキシ基の含量が減少し, 逆にエステル結合が増加することを示した。このIRスペクトルの結果とモデル化合物を用いて行った解析結果とからAI-Meとエポキシ樹脂の硬化は, 末端酸とヱポキシ基との主反応の他に, アミド基へのエポキシ基挿入反応が関与していることが分かった。
収録刊行物
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- 熱硬化性樹脂
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熱硬化性樹脂 6 (1), 1-13, 1985
Japan Thermosetting Plastics Industry Association
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291228174104576
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- NII論文ID
- 130003388984
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- ISSN
- 03884384
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles