野外環境教育プログラムにおける事後の復習教材開発に関する研究

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タイトル別名
  • A Study on the technical development of review materials for field-based environmental education

抄録

本研究は、体験を基本とした野外環境教育プログラムにおいて、体験後の復習教材を開発することを目的とした。2006年度東京大学秩父演習林サポータ養成講座の全10回を事例として、毎回野外実習プログラムに同行し、参与観察と受講者へのアンケートを行ない、それらの結果を元にして復習教材を試作し、体験後の受講者に配布し、最後に復習教材の評価アンケートを、繰り返し行なった。その結果を分析し以下の4点を明らかにした。<BR>1.野外環境教育プログラムにおける復習教材の構成要素とその構造<BR>2.野外で偶然遭遇した教育内容と関係のない事象が、受講者の印象に残ることがあり、復習教材の内容として重要であること<BR>3.復習教材の内容として評価される項目は「体験の確認」と「体験後の新発見」に区分されたこと<BR>4.開発した復習教材には、プログラム修了後の学習効果を高めると同時に欠席者の学習意欲を継続させ、次回参加意欲を促す作用があること

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