桁上げ保存型 対 符号付き数型加算回路 : 基数2と4の除算器を中心に
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- 外村 元伸
- (株)日立製作所 中央研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Carry-Save-Type vs. Signed-Digit-Type Adder Circuits : Focus on Radix-2 and -4 Divider
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説明
桁上げ伝播のない加算回路には,桁上げ保存型と符号付き数型の2つのタイプがある。両タイプの違いを比較するために,まず,一般に乗算器よりも単純な加算回路を用いる基数2と4の除算器を検討した。商数字選択に必要な部分剰余の参照桁数は,両タイプとも同じであることを示した。そして,AND, OR, EORとセレクト論理の回路構造が一様であるバストランジスタ論理の回路で除算回路を構成して,(1)符号付き数型は,両符号の桁借り伝播が商数字選択部で生じ不利,(2)桁上げ保存型は,商数字選択規則が非対称でやや不利であるが,総合的に見て桁上げ保存型が回路段数で有利であることを見出した。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション
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電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション 95 (440), 1-9, 1995-12-15
一般社団法人電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570572702400456576
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- NII論文ID
- 110003191519
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- NII書誌ID
- AN10013152
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles