適応射影劣勾配法によるアレーアンテナのロバスト適応ビーム形成法 : 多重凸制約条件付き非負値凸関数列漸近的最小化問題の応用

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タイトル別名
  • Efficient robust adaptive beamforming by the Adaptive Projected Subgradient Method : A set-theoretic time-varying approach over multiple a priori constraints

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小文では、アレーアンテナのスティアリングベクトルの推定誤差にロバストなビーム形成を適応的に実現する問題(ロバスト適応ビーム形成問題)の新手法を提案している。まず、「アレーアンテナのロバスト適応ビーム形成問題」の理想的な解が満たす条件を整理し、瞬時情報に独立な複数の条件をある種の非拡大写像の不動点集合として表現している。次に瞬時情報に依存する条件を非負値凸関数列に組み込み、これを上記の不動点集合上で漸近的に最小化する方針を示している。更に、「非拡大写像の不動点集合上の適応射影劣勾配法[Slavakis & Yamada, 2005 (Technical Report of IEICE-SIP, Jan. 2005)]を適用することにより、この方針を実現するアルゴリズムを導いている。最後に数値例により、従来の代表的な「ロバスト適応ビーム形成法」に比べて遥かにロバストで高速な収束特性が提案法によって実現されることを確認している。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702454385280
  • NII論文ID
    110003281702
  • NII書誌ID
    AA11943613
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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