搬送波抑圧SSBの受信音声を利用した送信周波数の推定

書誌事項

タイトル別名
  • Speculation of mistuned frequency from recieved speech signal at suppressed-carrier SSB

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説明

SSBでひずみのない受信のためには、搬送波と受信周波数を一致させる必要がある。しかし、搬送波抑圧SSBの場合は、同期検波、AFCが適用できない。ところが、離調していても、有声音で周期性があるときは、調波構造のあるスペクトルが平行移動して受信される。したがって、受信信号のスペクトルからケプストラムを計算すると、基本周波数Foを求めることができる。スペクトル上で観測されるのピーク周波数が、求めたFoの高調波に対応することから、離調周波数を推定することができる。SSB変復調のディジタルシミュレーションを行い、任意の離調周波数について本方式の有効性を確認している。この結果は、抑圧搬送波SSBで、AFCの可能性を示すものである。

収録刊行物

  • 信学技報

    信学技報 93 SST93-17, 1993

    一般社団法人電子情報通信学会

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702454967296
  • NII論文ID
    110003289331
  • NII書誌ID
    AN10345990
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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