コヒーレントOFDRによる長尺光ファイバの後方散乱光強度分布測定

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タイトル別名
  • Coherent OFDR for the Measurement of Backscattered Lightwave from Long Optical Fibers

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説明

光波のコヒーレンス長よりも長い光路長差を有する2光波間のビート信号を用いるコヒーレント光周波数領域反射測定法(C-OFDR)について述べる。本測定法は、従来のC-OFDRと異なり2光波間の十分な位相相関を必要とせず、測定可能距離が光波のコヒーレンス長に制限されないため、長尺光ファイバの測定に適している。本稿では、位相非相関光を利用するC-OFDRに期待される距離分解能、ダイナミックレンジ(SWDR)について述べる。また実際に、波長1.55μmの狭線幅レーザと外部変調器から構成される光周波数掃引光源を用い、長さ30kmの光ファイバからのレイリー後方散乱光およびフレネル反射光を観測した。掃引非直線性に起因するビートスペクトル広がりを抑えることによって、被測定光ファイバ終端の反射点近傍の微弱なレイリー後方散乱を観測するとともに、終端フレネル反射点に対し距離分解能5mを達成した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702455286912
  • NII論文ID
    110003282442
  • NII書誌ID
    AN10013298
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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