制御理論を用いたTCP/IPネットワークにおけるウィンドウ型フロー制御方式の特性解析
書誌事項
- タイトル別名
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- A Control Theoretical Analysis of Window-Based Flow Control Mechanism in TCP/IP Networks
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説明
パケット交換ネットワークにおいて、データ転送系のサービスを効率的に収容するためには、フィードバック型の輻輳制御が不可欠である。フィードバック型の輻輳制御では、ネットワークからのフィードバック情報に応じて、送信側ホストからのトラヒック流入量を動的に制御する。これにより、ネットワーク内部でのパケット棄却を防ぐとともに、網資源の有効利用が可能となる。現在、広く普及しているTCP/IPネットワークでは、フィードバック型の輻輳制御として、ウィンドウ型野フロー制御方式であるTCP(Transmission Control Protocol)が用いられているが、その改良に関する研究も盛んに行われている。その中でも、高い性能を示すものとしてTCP Vegasが最近注目されている。そこで本稿では、TCP Vegasをもとにしたウィンドウ型のフロー制御方式を対象とし、その安定性と過渡特性を制御理論を用いて明かにする。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ
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電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ 98 (330), 91-98, 1998-10-15
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570572702486771840
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- NII論文ID
- 110003273090
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- NII書誌ID
- AN1054106X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles