Pontryagin の最小原理によるペトリネットの可到達性解析の試み

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タイトル別名
  • A Study on Reachability for Petri Nets via Pontryagin's Minimum Principle

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説明

発火回数ベクトルuの存在を仮定したもとでの制約なしペトリネット(N,x_0)のx_dへの可到達問題(x_0:初期マーキングx_d:最終マーキング)を、uが未知の場合(最短時間制御問題)とuが既知の場合(最少トークン移動制御問題)の二つの場合について、Pontryaginの離散時間最小原理を適用して解いている。各部分問題の最小化は二つの場合ともに線形計画法(LP)を用いて非負整数解を求め得ること、発火ベクトルの制約条件の一つである臨界的サイフォンの探索手数と随伴方程式を解く手数を無視すれば、各部分最小化問題は多項式時間アルゴリズムで解けることになり、全体の最小化はこれをd回用いる準多項式時間アルゴリズムで解けることを示している。

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参考文献 (14)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702490700928
  • NII論文ID
    110003300047
  • NII書誌ID
    AN10438446
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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