低電圧起動回路を用いた省電力チップ間非接触通信回路
この論文をさがす
説明
電力制約が大きい恒久保存チップ間の非接触通信の課題として,通信距離の短さ挙げられる.そこで比較的長距離の通信距離が得られる手法として電磁波を用いた手法が注目されているが,他の手法に比べ消費電力が比較的大きくなる問題がある.例としてインバータを用いた増幅回路は簡単な回路で設計が可能であるが,常に動作点バイアスを保持しなければならず,貫通電流が常に流れることで消費電力が大きくなる問題がある.そこで本研究では,通信必要時にのみ動作点バイアスを生成するプリチャージ機構を持つ受信回路とそのプリチャージ信号を生成する起動回路を提案する.シミュレーションにおいて 1mm の通信距離を確認し,プリチャージ機構を持たない非接触通信回路の平均消費電力を,通信時には約 2 分の 1,待機時には 4 桁削減できることを示した.
収録刊行物
-
- 情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術]
-
情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術] 2014 (10), 1-6, 2014-05-22
一般社団法人情報処理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1570572702885843200
-
- NII論文ID
- 110009781848
-
- NII書誌ID
- AA11451459
-
- ISSN
- 09196072
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles