小型プール火災の非定常燃焼時の燃焼速度
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- 早坂 洋史
- 北海道大学工学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Unsteady Burning Rates of Small Pool Fires.
説明
燃料に,ヘプタン,メタノール及び灯油を使い,タンク内の燃料液面高さが時間と共に変化するような,小型プール火災の実験を行い,燃焼速度,燃料温度などを測定した。この結果,燃料温度の変化傾向より,小型プール火災の非定常燃焼では,予熱,遷移,沸騰と呼べる過程の存在すること,ヘプタンと灯油の燃焼速度は,燃料とタンクの温度上昇と共に増加することがわかった。準定常となる予熱と沸騰の各過程の燃焼速度を比較すると,ヘプタンで,約1.6倍,灯油で,約1.3倍の増加が観測されたが,メタノールの場合,他の燃料と同様に,燃料とタンクの温度上昇があるにもかかわらず,明確な燃焼温度の増加は観測されなかった。これらの燃焼速度の変化を燃料の蒸発熱で明らかにした。<br>(オンラインのみ掲載)
収録刊行物
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- 日本火災学会論文集
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日本火災学会論文集 45 (1), 19-25, 1996
Japan Association for Fire Science and Engineering
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570572703430085888
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- NII論文ID
- 130004547980
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- ISSN
- 05460794
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles