アメリカにおける差異項目機能(DIF)研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on the Differential Item Functioning Research in the United States
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説明
1960年代以降、アメリカではテストの公正な利用、テストバイアスが大きな関心を集める問題になっている。その間、差異項目機能(DIF:Differential Item Functioning)の概念が生まれ、いくつものDIF分析法が提案されている。現在、DIF分析は項目バイアスを検出するための統計的道具として、テスト開発過程に欠かせないものとなっている。また、バイアス探索とは別の文脈においてもDIFの概念と分析法が役に立つこともわかってきた。 本稿ではまず、DIFが今日のように盛んに研究されるまでの経緯を概観した後、代表的なDIF分析法を関連する概念とともに展望する。ついで実際のテスト開発過程でDIF分析が適用されている現状を紹介する。最後に日本での研究の可能性を含めて、DIF分析のより広い応用について論じる。
収録刊行物
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- 学術情報センター紀要
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学術情報センター紀要 7 193-216, 1995-03-31
国立情報学研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570854176796158080
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- NII論文ID
- 110000466575
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- NII書誌ID
- AN10015340
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- ISSN
- 09135022
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles