保険医学からみた Body Mass Index (BMI) と死亡および入院との関係

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prospective studyの手法を用いて,生命保険加入者における死亡あるいは疾病入院の発生率に及ぼす体格の影響をBody Mass Index (BMI)を指標として検討した。観察対象は死亡について12,196,824人年,死亡件数25,412件であり,疾病入院については観察対象11,133,157人年,入院件数330,651件であった。死亡については標準化死亡比を,また疾病入院については標準化死亡比に準じて入院発生指数を算出した。その際,計算の基礎としてはそれぞれ1993年人口動態統計,1993年患者調査の推定新入院患者数を基に入院期間の支払制限等を考慮して作成したものを用いた。標準化死亡比が最低値となるBMI値は男女とも23であった。一方,入院発生指数が最低値となるBMI値は男女とも21〜22であった。発生率統計に基づく最適BMI値は死亡に注目するのか疾病入院に注目するのかによって異なる値となることが示された。

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