表形式データの情報論的検討

書誌事項

タイトル別名
  • Study of Information about Table-form Data

この論文をさがす

説明

企業における経営資料を初めとして, 各種データには表形式で現されるものが多い。しかし, それはデータのまとめ方として行われるのであり, 大量のデータの場合等一般的に決して見やすいものではない。その結果, 表の一部を抜粋したり, それをグラフ表示したりして, 有益な情報を得やすいようにする工夫が行われている。これは経験に基づいて行われているだけで, 今までその過程を理論的に検討した例は無いと思われる. この報告では, 表形式のデータが有する情報量を情報エントロピーによって表現することにより, 表示変換を行ったときの情報量がどう変化するかを検討している。その具体例として, データ構成が3項目2要素の簡単な事例を取り上げ, 詳細な検討を行った。この際, 重要な示唆を与えるのは, システム情報量という指標であり, データ間の関連度の強さを示すものである. また, 最近注目されるデータマイニングにおける有用性についてはは未検討であるが, その可能性が期待される.

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177222609152
  • NII論文ID
    110002934040
  • NII書誌ID
    AN10114171
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ