表形式データの情報論的検討
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- 古閑 政
- 九州東海大学工学部経営管理学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Study of Information about Table-form Data
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説明
企業における経営資料を初めとして, 各種データには表形式で現されるものが多い。しかし, それはデータのまとめ方として行われるのであり, 大量のデータの場合等一般的に決して見やすいものではない。その結果, 表の一部を抜粋したり, それをグラフ表示したりして, 有益な情報を得やすいようにする工夫が行われている。これは経験に基づいて行われているだけで, 今までその過程を理論的に検討した例は無いと思われる. この報告では, 表形式のデータが有する情報量を情報エントロピーによって表現することにより, 表示変換を行ったときの情報量がどう変化するかを検討している。その具体例として, データ構成が3項目2要素の簡単な事例を取り上げ, 詳細な検討を行った。この際, 重要な示唆を与えるのは, システム情報量という指標であり, データ間の関連度の強さを示すものである. また, 最近注目されるデータマイニングにおける有用性についてはは未検討であるが, その可能性が期待される.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. FI,.情報学基礎研究会報告
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情報処理学会研究報告. FI,.情報学基礎研究会報告 46 1-8, 1997-07-24
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570854177222609152
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- NII論文ID
- 110002934040
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- NII書誌ID
- AN10114171
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles