並行処理制御における2相施錠方式の改良

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タイトル別名
  • Improving Two-Phase Locking for Database Concurrency Control

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説明

本稿では、データベースにおける並行処理制御について述べる。一般的によく使われている2相施錠方式は、条件によってデッドロックが生じ性能が低下する問題がある。保守的スケジューラを導入した2相施錠方式や、楽観的なスケジューラなどの他の方式の方がいくつかの応用には適切だという議論がある。それらはデッドロック問題はないが、トランザクションのread setとwrite setをあらかじめ宣言する必要があり柔軟さに欠ける。本稿ではどのような状態でデッドロックになるかを検討し、2相施錠方式の簡単な改良を検討する。提案方式は格上げ制限2相施錠方式(NU2PL)で、2相施錠方式におけるデッドロックを低減し、またあらかじめデータセットの宣言を行う必要がないため保守的スケジューラより適用範囲が広い。

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参考文献 (9)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177223763072
  • NII論文ID
    110002931047
  • NII書誌ID
    AN10112482
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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