尿路結石患者における CT 撮影の有用性 : 第1報 腎内小結石についての検討

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  • COMPUTER TOMOGRAPHY AND URINARY CALCULI : 1. Clinical Evaluation of Intrarenal Microlith

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通常のレントゲン単純撮影で検出することができずCT撮影を用いて初めて検出できるような極端に小さな胃内結石(胃内微小結石)がどれくらいあるかをみるため我々は128例(249腎)の上部尿路結石患者にCT撮影を施行し、次の結果を得た。(1)128例中36例ではレントゲン単純撮影で胃内結石を検出しえなかった。しかしCT撮影ではこの36例中23例(63.9%)に胃内微小結石が認められた。(2)レントゲン単純撮影で上部尿路結石を認めた27例において、CT撮影で他に胃内微小結石を検出した。(3)CT撮影でこれらの胃内微小結石を発見した患者の20%において、2年以内にこれらの微小結石はレントゲン単純撮影で認められる大きさに成長した。

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