ケアマネジメントにおけるケースアドボカシーに着目したサービス調整とその関連要因 : 主体性を尊重した利用者理解に焦点をあてて

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タイトル別名
  • Case advocacy focused service coordination in care management and related factors : Focused on the understanding of service user's self-reliance

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説明

本研究は,介護支援専門員が実践する「ケースアドボカシーに着目したサービス調整」と,「主体性を尊重した利用者理解」の関連を検討することを目的とした.そこで,近畿2府4県の居宅介護支援事業所に所属する介護支援専門員400人を対象に自記式質問用紙を用いた郵送調査を実施し,分析を行った.介護支援専門員によるアドボカシーに着目したサービス調整の構造を探索的に分析した結果を用い,「主体性を尊重した利用者理解」を独立変数に,介護支援専門員の属性を統制変数として投入し,重回帰分析を行った結果,「ケースアドボカシーに着目したサービス調整」を構成するすべての領域において,「主体性を尊重した利用者理解」が影響を及ぼしていることが明らかとなり,主体性を尊重した利用者理解を前提に,ケースアドボカシーに着目したサービス調整を展開していくことの重要性が示唆された.

収録刊行物

  • 介護福祉学

    介護福祉学 17 (2), 124-135, 2010-10-01

    日本介護福祉学会

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